====== XTAL_PREBIND ======
<code cpp>
XTAL_PREBIND(ClassName);
</code>

Xtal環境にC++クラスの継承構造やコンストラクタをバインドします。このマクロでバインドしただけではXtalから使うことは出来ず、filelocalやglobal、libといった領域にcpp_class<T>を使ってクラスオブジェクトを定義する必要があります。

実際に内容が実行されるタイミングはXtalの初期化時です。

Xtalに渡すクラスは全てこれを使って登録する必要があり、そうしないと予期せぬ動作をして落ちたりします。

===== Example =====


==== C++ ====
<code cpp>
class Foo{
public:
    Foo(){
        StringPtr("foo constructed")->p();
    }

    void print(){
        StringPtr("foo")->p();
    }
};

XTAL_PREBIND(Foo){
    Xdef_ctor0();
}

void exec_xtal(){
    xtal::global()->def(Xid(Foo), xtal::cpp_class<Foo>());
    Xsrc((
            foo : Foo();
            foo.p;
    ))->call();
}
</code>

==== Output ====
<code>
foo constructed
<(instance of lib::builtin::global::Foo)>
</code>

===== Notice =====
実装詳細に依存している注意点ですが、同じクラスのXTAL_PREBINDとXTAL_BINDは ** 同一翻訳単位上で順番に**、かつ、**混在無しに**書く必要があります。

つまり、
<code cpp>
// foo.hpp
class Foo{};
</code>
<code cpp>
// bar.hpp
class Bar{};
</code>
が存在し、FooとBarをバインドしたい場合には、
<code cpp>
XTAL_PREBIND(Foo){}
XTAL_BIND(Foo){}
</code>
<code cpp>
XTAL_PREBIND(Bar){}
XTAL_BIND(Bar){}
</code>
という順番を崩さずそれぞれ連続して書く必要があります。

XTAL_[PRE]BINDの中身をグローバル静的変数の構築を使って起動時にXtal処理系に登録している関係で、このような仕様となっています。